私自身がカナダから帰国したのと大学に復帰したこともあってバタバタしてましてブログ更新をサボってたらいつの間にか3,4ヶ月くらい更新が空いてしまいました。。。
もし待ってた方いらっしゃったら本当に申し訳ございません...
これからは2ヶ月に1回くらいはちゃんと更新しようと思いますので(笑)
それで今回の記事なのですが"Who's GoldLink"ということで、今年彗星の様に現れてSoundcloudで公開したビートジャック曲が話題を呼び、4月頭にリリースしたフルアルバム"The God Complex"で一気に2014年MVP候補に踊り出た現在20歳、ヴァージニア州出身のGoldLinkというラッパーを特集していきます。
Who's GoldLink?
調べてみると分かるんですが彼はあまり自分の顔や素性を公開してなくて、どうやって紹介しようと思ってた所にHYPETRAKが彼へのインタビューを公開してましたのでそれを訳したものと僕の作品の個人的な感想を載せていこうと思います。
まずは彼のSoundcloudのリンクとフリーアルバム"The God Complex"のリンクを
GoldLink Soundclud
"The God Complex"
基本的に彼の音源が全部Soundcloudで視聴出来ますのでとりあえずフォローしておくと安心です。
で彼の何がここまで話題になっているかというと、他のラッパーと一線を画すビート選びとアクロバティックなフロウだと思います。
Kaytranada, Lakim, Snakehips, FKJなどといった今話題のSoulectionを始めとするネット中心に世界中でムーヴメントを巻き起こしているFuture Beat系のアーティストのビートの上で跳ねるような自由なラップ、時には歌を絡めて難しいビートを完全に乗りこなしている姿がかなり衝撃的でした。
そして最先端のダンスミュージックにラップするかと思えば、クラシックのフレーズを引用したドラマティックなブーンバップを持ってきたりというバランス感覚が本当に素晴らしい。
アルバム自体も30分もない短い作りで、ついつい何度も聴いてしまいもう僕の中では2014アルバムオブザイヤーなのではなかろうかって程の高評価でございます。
まあ、僕の意味不明な感想よりもアルバム1度聴いて頂けたら分かって頂けると思いますので、後は省いて早速本題のインタビュー和訳に参りたいと思います〜◎
以下HYPETRAKによるインタビュー
HT: まずThe God Complexのリリースから振り返ろうか。リリース当日は君にとってどんな日だった?そして実際に作品がリリースされたのを見た時はどんな心境だった?
GL: その日は大忙しだったよ、母さんや父さんや兄弟皆が電話してくれたり… 大忙しだったけど楽しかったね。物事をやり遂げた感覚だったな、素晴らしい日だった。学校を卒業したみたいな感じだったね、もう「これで皆納得するか?」とか「フロウはこれでいいのか?」って心配しなくていいんだってね。
HT: あっという間に10万回以上もの再生回数を獲得していったけどその時の気分はどうだった?
GL: 実際に人々が興味を持ってくれてさらに気に入ってくれるっていうのはすごく光栄だったね。俺は月に1回くらいしか曲を出さないし、出しても大した説明もしないから俺の動きをフォローするのは大変だと思う。それでもこんなに反応をもらえるのは本当に光栄だね。
HT: アルバム自体は25分ちょっとのすごく短い作品だったけど、それはアルバムの構想をする時から考えてたことなの?
GL: そうだね、今じゃリスナーの関心のスパンはかなり短い。だから俺たちは皆の時間を取らないような凝縮した作品を作ろうと思ったんだ。そして俺達が納得できる9曲を選んだ、だから(作品の短さは)全部作ってく過程で狙ってたものだったね。
HT: 君のビート選びは君の音楽の中でもかなりユニークな点だし、フューチャービートにラップするとなると君は現在先頭を走ってると思うけど、それはどうやって始まったのか教えてくれるかい?
GL: あれは2つのことの組み合わせでできたんだ。俺がラップを始めた時はまずBig L、KRS One, Canibusみたいな本当のリリシストのリリシズムを研究することから始めた。それと同時に他のジャンルの音楽の研究することも始めたんだ。フューチャーバウンス(GoldLinkは自分の音楽をフューチャーバウンスと呼んでます。)に関してはクラシックと呼ばれるものからバチャータまで本当に沢山のものの影響を受けてるんだよね。俺は言葉と音とを同時に研究してたからそれを1つに組み合わせたって感じだね。
HT: 君のフロウはそういったフューチャービートにラップをしていく上で身につけたもの?それともそれよりもっと前からそういうスタイルだったの?
GL: ビートに合わせてラップする中で身につけたものだね。俺はビートを決めると部屋に閉じ込もるんだ。ビートを外に持ち出したり、ビートよりラップを重視したりしたくないしね。俺が選んだビートはやり過ぎてなくて、耳に心地良くないくらいの、なんというかそのビートだけでも聴けるけど、1つピースが欠けてる感じのビート。それで自分の声を使ってその欠けたピースを埋めようとしたんだ。
HT: The God Complexの製作陣に関してだけど、Louie LasticやFingalickについて教えてくれるかい?
GL: Fingalickはリトアニアの人でたまたまサウンドクラウドで見つけたんだよね。eメールでやりとりし始めて、彼の作品の何かに惹かれる様になって。それが何かわからないけど、Soulectionっぽくもないし。ただ惹かれたんだ、そして話す様になって一緒に作るようになってったんだ。Louie Lasticは俺と一緒に音楽やりながら育ったやつ。俺は18歳でラップを初めて、彼は才能ある年上の友達って感じだった。俺らは一緒に育ったし、GoldLinkサウンドを作る上での相性は完璧なんだよね。
HT: GoldLinkって名前の由来はNetflixとTrinidad Jame$って話は本当なの?
GL: はは(笑) そうそうネットフリックスだね。友達とネットフリックスでアメリカン・ピンプを観てたら、登場人物みんな名前が派手でさ。DCではピンプが勢いあったのもあって、もし俺が80年代のピンプになるならGoldLink Jamesって名前にするなって思ったんだ。そしたらTrinidad Jamesが出てきたからJamesを取ってGoldLinkになったんだ。
HT: 君がPink Floyd, Big L, Arctic MonkeysやMax Bといった多様なアーティストに影響を受けたって言ってるのを見たんだけど、そうやって色んなジャンルの音楽を聴くことが1つのジャンルに縛られない音楽を作るのに影響したと思う?
GL: それはかなりあるね。俺は俺の兄貴の時代と俺自身の時代の2つの時代を経験出来て幸運だったと思う。俺らが幼い頃は106 & ParkやBETやラジオでかかるものなら何でも聴いてた、それしかなかったから。そして一度YouTube時代になると、比べ物にならない量の音楽に触れられた。だから俺はそういった新しいソースを使ってより広い音楽を聴いていったんだ。もはやHip Hopだけじゃなくて、Little DragonやBloc Partyといったアーティストも聴いてたんだ。もちろん自分のルーツである音楽(Hip Hop)も聴きながらね。そうしてるともしMax BがLittle Dragonのビートでやったらどうなるかなとか考えちゃうようになってって。絶対やばいでしょ?それからは俺の中でもうジャンルとか境界線は無意味になってったんだ。
HT: 君はD.M.V出身だけど、今のD.M.V.の音楽シーンについて教えてもらえる?
GL: シーンはクールだよ、昔はシーンなんてなかったけどね。前はGo-Goはかなりデカかった、多分80年代から2008年くらいまで。Go-Goは未だにシーンで大きな役割を担ってるけどね、全部が少しバウンシーだし、ダンサブルなんだ。多くの人はまだ知らないと思うけど、シーンは大きいよ。Fat Trelはストリートムーヴメントの先頭にいるけどそれだけじゃなくてもっと色んなことが起きてる。沢山のキッズがストリートの要素を吸収してクリエイティブな音楽を作ってるよ。
HT: The God Complexもリリースされて君のファンは日に日に増え続けてると思うけど、これからの活動の予定を教えてくれるかい?
GL: 少しだけど、コラボとフィーチャリングが控えてる。それとこれからLA、シカゴそしてフランスでのライブも控えてるよ。残りはもう少ししたらアナウンスされると思う。
インタビューは以上です。
お付き合いいただきありがとうございました。
拙い訳で大変申し訳ないのですが、少しでもGoldLinkの音楽を理解する参考になれば幸いです。
ついでに宣伝で恐縮ですが、私一応DJをやらせて頂いておりまして、先日新しいミックスをSoundcloudにて公開させていただきました!
今日紹介したGoldLinkの曲も収録しておりますので、お時間ある方はこちらも合わせて聴いて頂けたら幸いです!
よろしくお願いします〜◎
よろしくお願いします〜◎
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